Oracle Java8 セミナー

第1回 Java SE 8 & IoT セミナー

 7月24日に開催されたセミナーに参加してきました。18時30分からの開催でしたが、仕事終わりの人たちで満員でした。

3月18日正式リリースされてかれこれ4半期ですが、日本では結構静かな感じがしていました。このタイミングでなぜ第1回なのか疑問もありましたが行ってみてなんとなくわかりました。

機能が盛りだくさん

今回のJava8はVMなどのバックエンド機能というよりも、文法的な大きな変更が発生していることが今回のセミナー開催の一つの要因だったようです。ここ2年ほど関数型言語スタイルというのが話題で、DevOpt2013でもScalaなどの関数型言語に話題が集中していました。マルチコアプラットフォームでどうやって並列処理や高速処理を行うかの鍵になっているのがラムダ式。現状の言語としてラムダ式の対応が一番遅かったのがJavaなのではないでしょうか。C#だとLINQで対応していますよね。僕自身なんとなくしか理解できないラムダ式。概要はわかるけど奥が深くてなかなかプロジェクトチームに浸透させることができませんでした。

説明上手って羨ましい

今回のセミナーはこのあたりの引っかかりやすいところを重点に「こうやって使うんですよ~」的なセミナー。でもちゃんと内部処理やここに至った経緯や目的などを説明して少し突っ込んだところまで理解することができした。上辺だけじゃないところが重要ですね。スピーカーはJava寺田佳央さん。何度かセミナーでお見受けしたことがありますが、今回が一番よかった。やっぱり好きなんだろうねって思っちゃいますよ。ぼくもこうでありたいと羨ましく思いました。

さっそく

現在、WEB系を中心にJavaを利用していますが、Java7SEで止めています。関数型言語スタイルへの適用なんかも考えて止まっていたのですが、今後はJava8SEとScalaの両方で攻めていくつもりです。Javaで開発するところで関連しているのがフレームワークですが、ぼくはPlay大好きっ子になっているので、Playフレームワークを中心に考えてしまうところがあります。現在リリースのPlay!2はJava用とScala用の2つがあります。今後はどちらを使っても高パフォーマンスを期待できるかもしれません。また、JavaFXがJava8から標準になったことでWindowFormの開発がC#からJavaに移行できそう。ということも大きい点です。JavaFXは2から8に一気にジャンプアップ!DataTimeAPIも大幅に改善され、調べることもたくさんですが今回のJavaは面白そうです。